【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
おやすみと言ってから眠りについて
数時間後……
「……んっ……わ!!」
ぐっすり眠っていたあたしの目に何かが映った。
薄っすら目を開けたとき、
あたしの目に飛び込んできたのは
千里の、どアップだった。
「ちょっ…ど、どうしたの?」
まさか寝込みを襲いに……?
なわけないか…
「あ、のさ…はあ…」
千里の喋る声に荒い息が混じっている。
「く、薬ねぇか……?」
「薬……?どうかしたの?」
あたしは自分の部屋に置いてあった
救急箱を手に取りながら
あたしのベッドで突っ伏する千里に尋ねた。