【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「ちょっと…頭痛くてさ…」
「え?大丈夫??」
あたしは後ろを振り返り千里の様子を見た。
肩で息をしていて辛そうにする千里。
…ど、どうすれば…
「あ!千里っ!!」
千里の体は力なく倒れそうになるのをあたしは支えた。
その時におでこに触れてみると
すごく熱くて…
「あっつ!熱あるじゃん!」
あたしはテンパってしまった。
それでも、あたしのベッドに
千里を寝かせた。
あ!そうだ!そういえば那月くん家、
クリニックだって言ってた!
あたしはそう思い、夜中だというのに那月くんに
始めて電話をかけた。