【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
2つ目の突然*
そして授業が全て終わり、
放課後になった。
千里の人気は止まらない。
女の子、選び放題だな……
なんて思っていると
実果ちゃんに声をかけられる。
「私、クラブに行くね?
のんちゃん気を付けてね!」
そう言ってあたしに手を振り
走ってクラブに行ってしまった。
実果ちゃんはチアリーディング部に入っていて、
いろんな運動部の大会の応援とかをしている。
はじめの頃は厳しいって嘆いてたな……
あたしは帰る支度をして、
カバンを持ち教室を出ようとしたとき……
「さ、え、じ、ま、さん…!」
あたしの背後から声が聞こえた。
男らしくなった千里の声が………