【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
そして、しばらく立てずに居たけど、
そろそろ時間がヤバくなり
あたしは頑張って立ち上がって学校へ向かった。
「あ!来た来た!のんちゃーんっ」
実果ちゃんが校門前で
あたしに手を振ってくれた。
その周りにいるのは
いつものメンバーに加えて、千里と堤くん。
ち、ちょっと……
気まずいな……
「おはよう…」
「よし!千里!負けねーかんな!」
と、拓海が千里に向かって、宣戦布告。
「俺、競技出ねぇし」
あ、そうだ。
あたしも、千里も体育委員だった。
「まじかよ!」
少しだけ肩を落とした拓海は
髪の毛をクシャクシャする。