【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
振り返ったあたしに
近づいてきた千里がボソッと何かを言う。
「今日からよろしくな」
あたしの頭の中には“?”が
いっぱい生まれる。
「あ、あ、うん。じゃあまた。」
なんの事だかさっぱり分からないまま
学校を後にした。
あたしは学校の敷地内を出ると
すぐにポケットに入れていた携帯を取り出した。
画面を見るとお母さんからの着信があった。
なんだろ?珍しいな…
電話なんて。
いつもメールなのに……
なんて思いながら折り返しの電話を入れた。