【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「なんだよ。望未………っ」
「……なんも、ない…」
あたしは恥ずかしさをこらえながら答えた。
「…っお前、超かわいい………っ」
「きゃっ」
千里のその言葉と同時にあたしは
千里の腕の中に閉じ込められた。
ギューッと抱きしめてくれる千里。
「なんなんだよ?かわい…いっ」
ずっと、あたしの耳元で『かわいい』を
連発する千里。
耳が熱いっ………
千里の息と言葉から、
とてつもなく熱い体温が伝わってくる。
千里っ……
千里と離れると、
千里はあたしの顎をクイッと持ち上げ、
キスを落とした。