【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
あたしも千里につられるように、
頭を下げた。
「まぁいい。おい、これさっさと持ってけ!」
と配る担当の生徒に渡した先生。
あたしたちは目を合わせてニコッと微笑んだ。
言い訳は成功…?かな!
あ、そう言えばリレーは拓海が出るんだよね?
うちのクラスだし、
応援しなくちゃ!
あたしは入場の場所を見つめ、
拓海を探す。
「…おい、」
そう言って千里はあたしの目を隠した。
「な、何?お、応援しなくちゃっ」
「………なよ……」
「え?何?」