【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
LOVE*Ⅴ
イジワル千里発動中!*
「ち、ちょっと、せ、千里っ、
どこに連れてくつもりっ!?」
掴まれた右手は少し痛みを感じた。
「どこだろうね?」
「……っい、イジワル」
「俺はイジワルなんだろ?」
「え?」
「前、お前言ってたじゃんか。
大毅にさ。」
あ、そ、そう言えば……
あの時堤くんと話していたの
千里は聞いてたんだった………
「…そ、そうだね、千里はイジワルで
ヘンタイな………っん!」
最後まで言えなかったのは
千里に唇を塞がれてしまったから。
「…ちょっん!」
「ん?何?」
「な、何?じゃないわよっ………」
キスをされた場所は空き教室前。
バレンタインの時ここで千里と2人になった場所。