【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「……ん」
朝起きると、あたしの手は
ベッドに伏せて眠る千里に握られていた。
もしかして、ずっと、
ここで………?
「…千里…?風邪引くよ……?」
声をかけても起きる気配のない千里。
でも、今日は振替で休みだし、
いいか………
あたしはそう思い、千里から手を離して、
千里に布団をかけて
キッチンへと向かった。
朝、何食べようかな………
そう考えても、必ず
千里の顔が浮かぶ。
近くに居ても思い浮かんじゃう。
どんだけ大切なんだろう……
どんだけ…………
「…おはよ」
「あ、せ、千里……
おはよう…昨日はありがとう……
ずっと隣にいてくれたみたいで……」
やばい。顔見れないっ