【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
…………
「嬉しくないわけじゃない………」
あたしは最後の方をゴニョゴニョとさせ、
そう答えた。
「ふっ。んじゃ、もっと抱きしめてやる」
えっ!?
「いい、いい!いいよ!もう、いいっ!」
「なんで?俺は抱きしめたいんだけど。」
「………っ!そ、そんな……」
あたしの抵抗は虚しく散った。
しばらく抱きしめられていると、
スースーという、音が聞こえ、
まさかと思って
あたしの肩に乗っている千里の顔を見ると
千里は幸せそうに眠っていた。
あたしは千里の頭に自分の頭を当てて、
一緒に眠った………
千里…………
好き……っだよ……?