【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
あ、あたま、余計に真っ白だよっ………
「顔赤いぞ?熱か?」
「う、ううん!熱じゃない……」
「そうか?んじゃ、そろそろ
昼飯でも食うか?」
あたしは千里のその言葉に救われて、
首を大きく縦に振った。
「じゃあ、行くぞっ!」と、
ニコッと真っ白で、八重歯のある歯を
見せあたしの手を握りしめて
歩き始めた。
だ、だから…ね……?
普段イジワルしてきて、
ヘンタイの千里が
あんな風にニコッと笑うと、
昔の千里のようで、
あの頃に戻った気分になるの………