【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「…昨日はあんなに可愛かったのに……」
「はあ゛?」
「あ、い、いやなんでもっ!」
あたしはそうはぐらかし、
部屋をやっとの思いで出た。
「やっとか〜じゃー行くぞー」
「やっとか〜って、千里が邪魔したからっ!」
「〜…なんのこと?」
「…………っ!!」
それに、昨日天使の羽が見えた…って
言ったけど、
天使じゃなくて、悪魔の羽だったんじゃ………!
なんて思ってしまう始末。
「こんの悪魔め……!」
千里が階段を降りたと確認してから
鍵を閉めそう小声で言った。