【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「あ、えーっと、1部屋空いてるから、そこどうぞ。」
「なぁ、望未、なんで他人行儀なわけ?」
「あ、いやーえーっと………」
そりゃそうでしょ!
久しぶりに会って何話していいか
分からないときに、
同居なんて………
「まさか、俺に惚れたか?」
「はあ?そんなわけないでしょ!」
「あははだよなー、いつものお前に戻ったな!」
そう笑ってあたしが教えた部屋に入っていった。
「あーそうだ!望未!俺のご飯もー」
……図々しい!!!
何だこいつ!
こんなだっけ?千里って………
「おい、聞いてんのか?」
そう言ってあたしのおでこを人差し指で突く千里。
「き、聞いてる!作るよ!待ってて」
あたしはそう言ってキッチンに向かった。