【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「そんなんで嬉しいとかお前単純。」
「………っ!!う、嬉しいんだから
しょうがないでしょ!?」
……なによ!さっきまで顔真っ赤にしてたくせに!
もうしれーっとしちゃって!
「……ふはは。」
「…な、なに?」
「いや、そう言って俺に突っかかってくるお前が
俺はお前らしくて好きだ。」
…………っ!
そんなセリフをさらっと言ってしまうコイツのせいで、
わたしの心臓は爆発寸前。
なにしろ、観覧車内で密室。
2人とくればもう、それだけで
鼓動が早くなる。
「………俺も人間だから、緊張くらいするよ。
それに、相手がお前なら尚更な。……だって
めっちゃ好きだからさ。緊張しないわけ無いだろ?」
…………
「………っ!で、でも今は凄い…余裕じゃん……?」