【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「俺、離れててもお前のこと
忘れたことなんてないぜ?
ずっとずっとお前を想ってたんだからよ」
「………千里…」
「まぁ、単純だからっていうのも
理由の一つだけどなー」
…………!
一言余計なんだけど!?
せっかく少しは少女漫画みたいな結末……
キス……とかの雰囲気だったのに!
ムード台なし!
「……なんだよ…それ……」
それでも少し……
ほんのちょっとは!
嬉しかったから……許してあげるよ……!
「………望未……?」
「……な、なによ?」
「………俺の気持ち読み取ってよ?」
………っ!
「わ、分かんないよっ!」
「分かんない?じゃあ、教えてやる。」
そういった千里はあたしの
後頭部に手を回し顔を近づけてきた。