【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「あぁ……元気でた。ありがと。」
そう言ってあたしの体にぬくもりという余韻を残し、
部屋へと戻っていく千里。
「………な、何よ……充電って…
ほんとズルい………」
あたしはまたすぐにキッチンに向かったけど、
さっきよりは行動が鈍った。
ドキドキと大きく高鳴る胸。
千里の広い胸。
そして、暖かい腕。言葉。
そんなのあたしがドキドキしないわけないじゃない。
そして、何とか食事を作り、
あたしの部屋の机に持って行くと
千里は自分の部屋から出てきて
あたしの部屋に来て、向かい合わせに座った。
「…いただきます!」
千里は八重歯を見せた笑顔でご飯を食べ始めた。