【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「あぁ。分かった。……何?望未…」
「千里…まずはじめにごめんなさい。」
「え?何謝ってんだ…?」
あたしは正座から謝ったから
土下座みたいに見えてしまうけど………
とりあえず謝るところから話に入った。
「…勝手に、千里のお母さんに
あたしのお母さんから連絡を取ってもらった。」
「………っ!」
千里の顔が強張ったのがわかった。
「………お節介って分かってるの……
でもね…?ケンカ別れみたいに
家出をした千里を放っておけなかったの。」
「………別にケンカじゃねぇ。
あれがアイツらの答えだろ!」
千里の少しぎゅっと握った手が震えていた。