【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「………望未ちゃん。昔はよく、
千里と遊んでくれていたわね…
そう。望未ちゃんが千里の……
良かったわね…千里。」
千里のお母さんは目に涙をためて、
あたしに笑いかけてくれた。
「……それから、望未と一緒に住んでます。」
「え?」
唐突にそんなことを言うから
千里のお母さんとお父さんは戸惑っていた。
でもすぐに「そう、ご迷惑かけてないわよね」と
千里に聞いていた。
「母さん…父さん。俺……コイツ守ります、
ちゃんと、俺の手で、望未を守ります。」
「あぁ。守ってやれよ。千里」
千里の真剣な言葉に
あたしの胸はドキンと高鳴る。
そして、千里のお父さんの言葉にも
ジーンと来てしまった。