【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「…千里…?今日の夕食……
どこかで“一緒に”食べましょう?」
と千里のお母さんが千里にそう言った。
千里は無邪気な子供のような笑顔で
うんと頷いた。
「………じゃあ、あたしは帰るね?
今日はゆっくりしてきな?」
あたしはそう言って手を離した。
「もちろん…望未ちゃんもね」
とみんなに背を向けたあたしに
千里のお母さんは声をかけてくれた。
「…いいんですか…?」
「当たり前だろ…?望未…」