【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
そしてあたしたちは
ファミリーレストランへと足を進めた。
「じゃあ〜俺は、オムッ」
「オムライス…よね?」
と千里の言葉を遮って言ったのは千里のお母さん。
「…え、なんで……」
「知ってるわよ?ラーメンが1番好きだけど
オムライスも好き……でしょ?」
「……うん」
やっぱり、千里のお母さんは
千里のお母さんだよ…!
この世に1人しかいないかけがえのない存在。
「望未は?」
「……あ、あたしもオムライス」
千里が尋ねてきたから
咄嗟に同じものをお願いした。