【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
ギュっ………
千里はあたしの手を静かに握った。
そして指を絡める。
千里のお母さん達もいるのに……
なんて思っているけれど、
千里の優しさにドキッとして、
何も言うことができなかった。
それから時間も経ち、
千里のお母さん達は自分の家へと帰っていった。
千里に帰んなくてもいいの?
と尋ねたけれど、
「俺はお前と居たい」
と言われてしまい、
あたしはうんと素直に頷いてしまっていた。