【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「望未ちゃんもおはよう」
「あ、おはよー」
「あ、由佳ちょっとトイレ行くね…!」
そう言って由佳ちゃんは
教室を出て行ってしまった。
「ま、待って由佳ちゃん!」
あたしは思わず追いかけてしまっていた。
「……はぁ!由佳ちゃんっ!
どうしたの……?」
トイレに追いついた時
あたしは膝に手をつき肩で息をする
由佳ちゃんを見つけ、そう声をかけた。
「ご、ごめんね……?由佳ね、
那月くんの事好きなんだけど、
告白する勇気なくて、顔合わせられなくて…
逃げちゃった………」
由佳ちゃんは、そう言ってあたしに抱きついてきた。