【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!





そしてあたしたちは文化祭の人混みに繰り出した。


あたしは繋がれたままの手を見つめた。



他の人が見てたらどうしよう…
なにか言われるんじゃないのかな……?



なんだかそんな事ばかり……



「望未、あの子達に渡すのか?」



そう聞いてきた千里に
あたしは首が取れるんじゃないかと
思うほどにコクコク頷いた。



「じゃあわ、渡してくるね……」


「おう!」


あたしは千里の声を背中に感じながら
チラシを渡しに行った。




< 374 / 443 >

この作品をシェア

pagetop