【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「…わあ!おいしーっ!」
あたしたちは花火が終わってから
すぐにグラウンドに集まり、
夕食を食べた。
先生たちが作ってくれた美味しそうなご飯を
みんなで食べる。
すごく楽しかった。
前の文化祭よりも、遥かに楽しくて、
笑顔になれた。
それもこれも、千里のおかげ………っ
「…ねぇ由佳ちゃん?」
「ん?何?実果ちゃんと拓海は?」
「あーなんか、2人で作業してた。
教室で……!先生に頼まれたとか何とかで。」
と口をモゴモゴさせながら答えてくれた由佳ちゃん。
そっか……
「ありがとう!」
夕食食べなきゃ無くなっちゃうのに………
なんて思っていても、
拓海のためにあたしは呼びには行かなかった。