【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
そして、また2週間経ち、
千里は実家に戻り資料を持って帰ってきた。
「……ねぇ、見せてよー」
「やだ。」
「…なんで?」
「俺が、行きたいところ決めてから
見せてやるよ!」
そう言って全く見せてもらえないんだけど、
あたしは千里の言葉を信じて待つと決めた。
「じゃあそろそろ夕飯作るね!
何食べたい?」
「ラーメン」
「えー昨日も食べたー!」
「ラーメン」
「あーはいはい。分かった!」
あたしは半ば呆れながらも、
昨日と味を変えてラーメンを作った。
ほんと好きなんだから。
ラーメン……!