【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「そんなことない…!
あたしは拓海の友達だし、
そんなの当たり前のことだから
話してくれたらいいんだよ?」
あたしは拓海に向かって一生懸命言った。
あたしの思いが伝わるように…
「…はは…ありがと…
オレもお前の話聞くよ。
アイツのこと話し聞いてやる。」
「うんっ…ありがとう。」
「じゃ、オレ帰るよ。
望未は?送ろうか?家まで」
拓海はそう言って立ち上がり、
あたしの方を向いてさっきとは違う笑顔で言ってくれた。
「……うん、じゃあ、送ってもらおうかな…?」
そして、あたしたちは
並んで帰った。
「……お前らいつから同棲してんの?」