【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「もう……いいよ。俺の方こそ言わなかったから。
ごめんな……?」
「ううん。もういいの……
あたしに千里を縛る権利ないから…!
千里がやりたいこと…あたしは全力で応援する。」
あたしは腕の中で苦しさに耐えながらも、
千里の暖かさに酔いしれながら
そう伝えた。
「……望未……ありがとな……」
千里はあたしを抱きしめたまま、
あたしの後頭部に手を回し髪をなでた。
なんども、なんども、『ありがとう』と呟きながら。
あたしは………
千里が決めたことをしっかり応援する。
千里の想いを応援し続けるから………