【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
LOVE*Ⅷ
誓い*
あの日から時が経ち、
3年生になってからもう2ヶ月が経つ。
蒸し暑くなる6月。
「……暑いっ…」
「のんちゃん、はいこれタオル!」
雨続きの蒸し暑さで
机に突っ伏してダウンしているあたしに、
実果ちゃんは小さなハンドタオルを
あたしに手渡した。
「ありがとう……っ!冷た!」
「あはは、さっき、水で濡らしたからっ」
とニッコリ微笑む実果ちゃん。
わざわざ……助かります……
なんて思いながら、おでこにハンドタオルを当てた。