【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!





今の聞き間違い?


じゃないよね?



「……せんり……?」


「おう。ただいま。」



明日って言ってたのに……!

それにメガネ姿じゃなかった…!



「……千里っ!!!」



あたしは椅子から立ち上がり
千里に抱きついた。



「おかえりっ!千里っ……っ!!」



「おい、そんな…泣くなよ」



「だって………ずっと…寂しくて……
会いたくて………」



あたしは人目も気にせず、
泣き続けた。



「……悪ぃ。コイツ連れて帰っていい?
金はこれで!んじゃな。」



そう言った千里はあたしをおんぶして、
歩きはじめた。



「………望未…お前だけじゃねえぜ?
俺もお前に会いたくて…何度も泣いたよ。」




千里が恥ずかしそうにそう言った。





< 437 / 443 >

この作品をシェア

pagetop