【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
今の聞き間違い?
じゃないよね?
「……せんり……?」
「おう。ただいま。」
明日って言ってたのに……!
それにメガネ姿じゃなかった…!
「……千里っ!!!」
あたしは椅子から立ち上がり
千里に抱きついた。
「おかえりっ!千里っ……っ!!」
「おい、そんな…泣くなよ」
「だって………ずっと…寂しくて……
会いたくて………」
あたしは人目も気にせず、
泣き続けた。
「……悪ぃ。コイツ連れて帰っていい?
金はこれで!んじゃな。」
そう言った千里はあたしをおんぶして、
歩きはじめた。
「………望未…お前だけじゃねえぜ?
俺もお前に会いたくて…何度も泣いたよ。」
千里が恥ずかしそうにそう言った。