【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!




千里が帰ってきてから約2週間。



「夕飯出来たよ!」


「うんありがと!」


あたしたちは食卓を囲み夕飯を食べた。



「………あーやっぱり俺、
お前と同棲できてよかったよ!」



いつの日か言ったことと同じことを言う千里。



「……あ、違うや!同居!って言わないと
お前に怒られる!!」



「同居じゃないよ!同棲!」


「え?」



あたしは驚いた顔をする千里に
微笑んだ。



「え?ほんと?」


「うん……」



あたしは恥ずかしくて目をそらした。



「………よかった……」



そう言ったあとすぐ千里は
かばんの中から小さな箱を取り出した。





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