【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「な、なんでよっ!」
「あ、そうだ。クリパの時、
俺居ていいの?」
「え?どうしたの?」
突然『俺居ていいの?』なんて言うから
あたしの口は開いたまま塞がらなかった。
「なんとなく。俺転校して来たばっかだし……」
「そんなこと気にしてたの?」
「…っ!そんな事って言うなよ。
俺なりに考えてたんだよっ!」
少しだけ顔を赤くしながら
あたしから目を逸らす千里。
「ふふ。居ていいよ。仲良くなればいいじゃん。
柏木拓海って子と、加島実果って子が居る。」
「そっか。ありがと。」
そう言って食べ終えた食器を
あたしの分までキッチンに
持って行き洗ってくれた。