涙声 ~生きる意味~
瞳side
「あ、瞳 遅い。」
「…すいません。てか、
絶対に来ますなんて言ってないですよね?」
私がそう言うと涙神さんは口を尖らせた。
「まぁ、そうだけどさぁ…。」
ていうか、あれ?涙神さん…
「…何で制服なんですか?」
パーカーとか着て着崩してるから気がつかなかった。
「あぁ、今日は着替える時間が…じゃなくて
あれだよあれ、神様って忙しいだろ?
だから今日神様の中の一番偉い人にあってたから制服なんだよ。」
「へぇ…」
そんなに着崩してるのに?
ていうか、普通神様が制服着る?
まぁ、あえてそこは言わないでおこう。
「…でだ、何で遅くなった?」
「クラスの子と帰ってたから。」
「友達?」
「…友達じゃない。」