初恋のつづき 〜もう一度君と〜
だから、家に帰って部屋に戻ろうとする美沙を呼び止めた。

話そう。そう思ったから。

「美沙。よく、聞いてね。今まで話さなくてごめんね。美沙の身体が言うことを効かないのは病気のせいなの。」

「え?」

「美沙の病気は身体が動かなくなってしまう病気なの。だから、言うことをきいてくれないの。今まで言えなくてほんとうにごめんね。」

美沙は少し驚いた顔を浮かべて
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