初恋のつづき 〜もう一度君と〜

そのまま私は陽ちゃんを抱きしめた。

だって、陽ちゃんが……

震えてるから。

「大丈夫。陽ちゃん。大丈夫だから」

抱きしめたまま大丈夫大丈夫と繰り返す。

すると、だんだん震えが収まってきて

「ごめん。美沙、ちょっと1人にして。」

でも、そう言い放つ陽ちゃんだけど、
1人にしたら、消えてしまいそうで…

だから、

「私…ここにいるよ。陽ちゃんは、私が辛かった時傍に居て励ましてくれた。
それが、孤独感に襲われてた私にとって、どんなに感謝してもしきれないくらい。だから、今度は……私の番…。」
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