初恋のつづき 〜もう一度君と〜

ピッ

電子音の音が、聞こえた瞬間
壁を思い切り蹴って進む。

いつもよりぐんぐんと進んだ感じがしたのを今でも覚えてる。

ゴールに着くとすぐに次の平泳ぎ担当の先輩がスタートする。

自分の真上を綺麗に遠くに飛び込んで周りなんか全く気にならなかった。

結果なんてどうでもいい
そう思ったのはこの時が初めてだった。
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