初恋のつづき 〜もう一度君と〜
俺の前では1度だって弱音をはかなかった。
俺の前だけじゃなく誰の前でも
前向きで一生懸命でほんとうに強かった。

でも、俺は瑞希が言ってくれた

「お前は水泳界に必要な存在だ!」

って言葉を信じて泳ごうとした。

だけど、なんでだろ?

泳ぎたいのに泳げるはずなのに

泳げなくなってんだよ。
それをみた水泳部のみんなは


「みっちゃんは強いから大丈夫!信じようぜ!だからお前も強くなんなきゃな!」
って精一杯励ましてくれた。

なのに……水の中に入ると……

水を見ると拒絶反応が出てくんだよ。
絶対入るなって水には触るなって。
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