初恋のつづき 〜もう一度君と〜
俺にはもうよくわかんなくなった。

それからは、そのことに気づかれないように、いつもより明るく振舞った。

部活には、籍を置いてるだけで

用事があるって毎日毎日サボってた。

それでも水泳部の皆は素直なのか
俺のウソに気付いてそれでも
わかった。がんばれや と言ってくれてた。

それが俺にとってどれだけ助かったか。

それからは瑞希にも会ってない。

瑞希が自分の体を犠牲にしてまで
俺に泳げと言ってくれたのに、俺は
泳げなかった。
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