島渡り
この作品を書いたのは、中学2年の時でした。
同性への異常なまでの恋慕や
永遠の片想いとしか言いようのない少女崇拝。
そして救いようのないエンドレスな自己肯定型主人公……。
これは、当時私が嫌っていた「自分自身」の投影なのです。
認めたくはなかった自分のもっとも情けない部分。
隠し続けたい本性。
……と言ってしまえば格好いいのかもしれませんが。
当時の私はギャルゲーというものにハマっていて、これもギャルゲーを意識して作った作品です。
具体的に影響を受けた作品がないのであまり語ることもできないのですが…。美少女を崇拝する自分の気持ちを紙いっぱいに書きたかっただけなのです。
この作品は、ホラーでもオカルトでもなく、本当の意味での「恋愛シミュレーション」であり、何をオマージュしたかと言えば、『ふしぎの国のアリス』なのです。
厨2病現役の頃の作品を出してしまったのは、私がこの作品に否定的になったからです。
どのくらい後になるかは分かりませんが、いつか、私はこの作品を大幅に変更し、新しい作品としてここに掲載できたらと思っています。