島渡り
僕が神様よりも何よりも信じた人は、神様を信じ、神様に召された。

神に裏切られ、神に絶望し、僕は最後に信じられるものは自分なのだとしっかり頭に刻んだ。

これからは何も信じないで、生きるのだと決めた。

そして僕が二十二になる年。

僕は訪れたある島で神にまつわるとある体験をした。
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