俺様天使と小悪魔ちゃん
「あなた、よくも私のパートナーを
傷つけてくれたわね!
絶対に許さないんだから!!」
でも、死神は私の声なんか聞こえてないみたいに無視して、こともあろうか翔くんの魂に話しかけ始めた。
「おい、坊主。
さっきそこの天使が言ったこと
まさか本気にしてないだろうな?」
その声は私が想像していたようなおどろおどろしいものではなく、意外としっかりとした声で、口調もゆっくりと落ち着いたものだった。