俺様天使と小悪魔ちゃん



でも、ぎゅっと抱きしめられて初めてイサヤの体温を感じたら、その温かいぬくもりに安心してついポロリと声が漏れた。

「イサヤが無事でよかった、うぅっ」

「俺はお前が無事で
 もっとよかったと思ってるけど?」

そんなことを言われて、私の涙腺はとうとう決壊した。



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