俺様天使と小悪魔ちゃん



ごくっと喉を鳴らして結界を見上げるメイの腕をぐっと掴んだ。

「ひゃっ!」

ぽすん、と俺の腕のなかに収まったチビ悪魔。

「今回だけ特別な」

真っ赤な顔で俺を見上げたメイにそう言った俺は、とびきり意地悪な顔をしていたかもしれない。


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