俺様天使と小悪魔ちゃん



「メイちゃん、大丈夫!?」

エイリさんが後ろから私の肩に腕を回して、心配そうに私の顔を覗き込んだ。

近くなったエイリさんの体温に、イサヤに抱きしめられた時のあのぬくもりを思い出して、少しだけ安心感が生まれた。

ちょっとだけ深呼吸してから、ラウン少将の方に向き直った。

「あのっ!そ、それで、お願いというのは?」



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