俺様天使と小悪魔ちゃん



「ふぅ〜」

ゆっくりと息を吐いてから、私はイサヤの体の上に魔方陣を描いた。

死神の使った闇だから、きっととんでもない代物に違いない。
まずはその闇がどんなものなのかを確認する必要があるわね…。

私の描いた魔方陣が、イサヤの体の中にある闇を目の前の空間に投影し始めた。




……はっきり言って、こんなに複雑にからみあっている光と闇を私は初めて見た。

とんでもないことになってる…
それが私の最初の感想。


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