俺様天使と小悪魔ちゃん
イサヤができるまで2
あれは確か、俺が飛び級でいくつか学年をすっ飛ばした時の事だった。
その頃の俺は、もともとの俺様な性格に加えて負けず嫌いなところもあったから、周りの期待には大いに応えようとしたし、批判には口と力で捻じ伏せるっていう荒々しい方法を取っていた。
もちろんそうやって周りを黙らせれば、反感も大きい。
けど、俺はそんなこと気にしなかった。
正直言って、次代のミカエルっていう肩書きを笠に着て、調子に乗りまくっていたとも言えるな…。