俺様天使と小悪魔ちゃん
俺の心は冷めきっていた。
見た目もそうだし、やってることも派手だから、いい加減な気持ちで女が擦り寄ってくることも多々あって、女がらみのトラブルも絶えなかった。
まぁ、それはそれで、俺も楽しんで自らトラブルに首を突っ込んでたようなとこもある。
当然、それを面白く思ってないやつなんて腐るほどいたわけで…
女がらみで男から恨まれるのは当たり前。
横暴で、振る舞いも粗野な俺が、どうして次代のミカエルなんだって、周囲の大人はもちろん生徒の中にも憎しみのこもったような目で見てくるやつは多かった。