俺様天使と小悪魔ちゃん



あの時から、俺は自分の外見と肩書きを最大限利用して、周りの奴らのことを自分に都合よく動く駒としてしか見なくなった。


誰も俺自身を見ていないなら、俺も自分をさらけ出す必要はない。

だったら、周りの望む理想通りの”次代のミカエル”の仮面をつけて、”イサヤ”は葬り去ればいい。


俺が俺であることに意味がないなら、そんなもの最初から存在しなければいい。

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