俺様天使と小悪魔ちゃん
なんとか結婚式用の馬車という考えを頭からなくそうとするけど、勝手に顔に熱が集まってくる。
若干、というか、相当乗り込むのが躊躇われるようなキラキラの馬車だけど、少しでも早くイサヤの顔が見たかったから、思い切って乗り込んだ。
中には腕を組んでこちらを見てるイサヤが。
…なんだか、想像したのと違って、ニヤッとした笑みを浮かべてる…。
てっきり怒ってるだろうから、睨まれるかもって思ってた私はちょっとドキドキした。