俺様天使と小悪魔ちゃん



残された私とイサヤは、多分、同じ顔をしてたに違いない。

ポッカーンと、まさしく開いた口が塞がらないとはこのこと。


最初に口を開いたのはイサヤ。


「はぁ〜、ったく。
 親父のやつ、何考えてんだ?」

「へっ、あれって本気?
 ミカエル様、本気で私に
 イサヤの部屋で寝ろって?」

違うよね!?
っていう期待を込めた私の質問には、超期待はずれの返事が…。


「そうなんじゃねーの?」

って、なんでそんなに冷静!?

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