俺様天使と小悪魔ちゃん
「あ、あの!」
つかまれてる腕が痛くて声をかけるけど、イサヤ少尉は振り返りもせず歩いていく。
背の高いイサヤ少尉についていこうと思うと、背の低い私は自然と小走りだし。
も〜!私なんかした?
いくらなんでもこんな扱い受けるのって理不尽じゃない?
「あの!腕、痛いんですけど!!」
いろいろが我慢できなくなって、思わず大きな声で言っちゃった。
また怒るかと思ったのに、振り返ったイサヤ少尉はちょっとびっくりした顔。